川崎の秘境 ~縄文天然温泉 志楽の湯~
以前のブログにも書きましたが、私は現在神奈川県川崎市在住です。
川崎は神奈川の中でも良いイメージをもたれにくい街かもしれませんが、案外歌舞伎町ほどギラギラした繫華街でもなく、むしろ駅チカに大きなショッピングモールがあり、休日は家族連れで賑わっている他、駅から少し離れれば閑静な住宅地が広がっているなど、非常に便利で住みやすい街です。
都内と比べ人が多すぎないのもいいところです。
さて、川崎の詳しい事情はまた別の機会に紹介させていただくとして、今回はそんな川崎にまさに秘境とも呼べる場所を発見いたしました。
その名は、、、
『縄文天然温泉 志楽の湯(しらくのゆ)』
それなりにインパクトのある名前ですが、正直そこかしらにあるスーパー銭湯のように思えます。というか私自身そう思っていました。
しかしその思いは大きく裏切られました。
場所はJR南武線で川崎駅から2駅。
矢向駅からほど近く、閑静な住宅地に「それ」はありました。
入口の様子です。
ここが川崎であることを完全に忘れかけました。
その佇まいはまさに山奥にある温泉宿のようです。
中に入ると巨大なカボチャがお出迎えです。
すごく風格があります。。
受付周辺の雰囲気です。
ここは本当に川崎なのかともう一度疑いたくなります。
そして、歳を追うごとにこういう雰囲気が好きになります。
このあたりからもうワクワクが抑えきれなくなってきました。
渡り廊下の様子です。
このややひなびた感じがたまりません。
この施設は基本的にすべて平屋で繋がっていて2階はありません。
さて、いよいよ温泉です。
まずは内湯の様子です。
※写真はホームページより
内湯の大浴場です。浴槽は非常に広く、思い切り体を伸ばしてリラックスすることができます。 湯温も暑すぎずちょうどよく、石造りの浴槽の心地よい肌触りとも相まって、この上なくゆったりとした時間を過ごすことができました。
※写真はホームページより
内湯には他に個性的な浴槽もあります。味噌樽風呂というもので、実際に120年前に使われていた「信州タケヤみそ」の味噌樽を利用した浴槽があります。味噌樽にざぶんと漬かるのは非常に新鮮です。隔離された浴槽であることから、先客がいない場合、何とも言えぬ贅沢感を味わえます。
続いて露天風呂です。
※写真はホームページより
この露天風呂が最高に気持ちよかった!!
温泉を取り囲む岩々と濃厚な木々の香り、そしてここちよい湯が体を包み、ここが住宅地の一角であることを完全に忘れさせます。。まさにこの温泉はオアシスです。。川崎に産まれたオアシスです。。
お風呂の紹介は以上です。
源泉100パーセントの天然温泉で、泉質も非常に良く、湯温はそれほど高くありませんが、体の芯から温めてくれます。そして湯上りは徐々に心地よい眠気が押し寄せてまいります。
そんな方のために、お休み処もございます。
※写真はホームページより
こちらも写真ではわかりませんが、室内は大きな地球儀等のオブジェやレトロな書物が並べられ、ほの暗い赤い明りに包まれた独特の雰囲気のある空間になっています。周りとは隔離された静かな空間が心を穏やかにさせ、自然な眠りに誘います。
さらに!
この施設には『志楽亭』という素敵な蕎麦屋さんも併設されております。
蕎麦屋さんもまた大変趣のある造りになっています。
ランチメニューの『志楽そば膳』(1550円)は、そばに天ぷら、刺身、ご飯のついた大変豪華なセットになってます。平日にはコーヒーもつけてくれます。
温泉上がりにさっぱりとお蕎麦をいただき、コーヒーを嗜む。。
素晴らしき至福のひとときを味わうことができます。
最後に、この『志楽の湯』ですが、『 川崎生涯研修センター』という施設が隣接しており、そちらに宿泊することも可能です。遠方から横浜や川崎の観光に来られている方は、旅の疲れを温泉で癒しつつ、食事も楽しんで、宿泊もできる。本当に至れり尽くせりです。
『縄文天然温泉 志楽の湯』いかがでしたでしょうか。
都会の生活に疲れたとき、車で数時間かけて出かける必要はありません。
求める癒しはここ川崎にあります。
市街地の秘境をぜひ体感してみてください。
縄文天然温泉 志楽の湯
【営業時間】
年中無休 10:00~24:00
【入館料】
大人(中学生以上)
平日 970円
土・日・祭日 1,150円
子供(5歳以上)
平日 590円
土・日・祭日 790円
【駐車場】
有60台 無料
【住所】
〒212-0024 神奈川県川崎市幸区塚越4-314-1
【電話番号】
0120-650-711
【ホームページ】
http://www.shiraku.jp/